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Q1.アスピリン喘息について A1 Q2.アスピリンの血栓の予防薬としての使用について 心臓が悪くて内科で治療を受けていますが、小児用アスピリン製剤を処方されました。 アスピリンは本来解熱鎮痛剤だと思っていたのですが、このような使われ方もあるのですか。 A2. Q3.睡眠剤や抗不安剤の離脱について 睡眠剤や抗不安剤といった薬を長期間服用した後、急に止めるのは良くないといわれますが、それはなぜですか。 A3 薬のなかには、長く飲み続けた後、体がその薬に慣れてしまい急に服用を止めると体の調子がかえって悪くなってしまうものがあります。 睡眠剤や抗不安剤もこの種の薬で、服用を急に減量したり、中断しますと、神経が過敏になったり、不眠、不安、幻覚等の重い症状が現れることがあります。 長期間服用した後に、薬を中止する際には必ず処方医の指導を受けて下さい。 TOPへ Q4.睡眠導入剤の健忘について Q5.ACE阻害剤の乾性咳嗽について Q6.リン酸(ジヒドロ)コデインの便秘について
Q8.抗生物質の服用について 抗生物質を1日3回食後に服用するよう指示されましたが、仕事の関係から食事の時間をはずすことが多く、指示通り服用することが困難なのですがどうしたら良いですか。 A8 多少の時間のずれは気にしなくても構いません。食事をしなくても、回数として3回は薬を服用して下さい。また、飲み忘れた時には、気がついた時に飲んで下さい。 なかには、胃に負担を与えるものもありますので、おやつ程度のものをつまんでから飲むのが良いと思います。 回数合わせで、一時に2回分を飲むことは絶対しないで下さい。次の服用まで最低4時間はあけて下さい。TOPへ Q9.下剤の連用について 慢性の便秘のため市販の下剤を常用しているのですが、どうも飲まないと調子が良くありません。このままずっと服用していって問題はないですか。 A9 下剤は、作用の強さによって峻下剤と緩下剤に分けられます。一般用医薬品(OTC)では、主に作用の穏やかな後者が用いられます。また、作用の仕方によって、次のように大別されます
下剤には、長期間連用すると、習慣性が生じたり、腸管粘膜に炎症を起こしたり、下痢が持続したり、小腸の消化吸収を妨げたり、高マグネシウム血症の生じたりといった副作用を生じる成分を含むものがあります。また、婦人の場合、月経時の経血量を増す可能性のあるものもあります。 Q10.ドリンク剤の用法について ドリンク剤は、用法では通常1日1本となっていますが、朝と夕に1本ずつ飲むのはだめでしょうか。また、毎日続けて飲んでも大丈夫ですか。 A10 ドリンク剤には過剰症を起こす可能性のあるビタミンAやビタミンDは含有されていませんので、一般には心配ないと考えられます。しかし、真偽のほどは確かではありませんが、ビタミンB1誘導体の中には有害なものがあると主張する方もいらっしゃいます。 また、ドリンク剤にはカルシウムを含有するものがよくあり、カルシウムの摂り過ぎによる尿路結石ができることもあります。 その他に生薬成分、グルクロン酸、タウリン、糖分など色々な成分が含まれることもあり、余分に摂ると副作用が出ないとはいえません。特に、食事制限している糖尿病の方はご注意下さい。なかには80Kcal以上のエネルギーを含有するものもあります。 それに、ヒダミンB群やビタミンCは飲んでも一定量以上は体に蓄えることができませんので、すべて尿中に排泄することになり、むだになります。 通常は食事で補給するのが基本です。特に疲れた時などに、時々利用する程度にしたほうが良いと思います。 TOPへ Q11.ステロイド含有軟膏剤の副作用について 薬局で副腎皮質ステロイドホルモン含有の軟膏剤を購入し、化粧の下地として塗り始めた時には顔がきれいになったように感じられましたが、しばらくしたころから顔面が赤くなってきました。これは、軟膏を止めれば治るのでしょうか。 A11 顔面への使用は治療目的で使う場合でも10日間程度を目安とするといわれています。ステロイドホルモンの連用による典型的な副作用の可能性が高いと思います。症状が重くなると、治りにくく、治るまでに1、2年かかることもあります。すぐに皮膚科医の診療を受けて下さい。 医師は恐らく使用を中止させると思いますが、中止すると数日後から顔が赤くむくみ、しゃく熱感を感じ、2〜3週間をピークに症状がさらに悪化したかのようになります。でも、それは薬の使い過ぎの反動ですので、慌てないで医師の指示に従って下さい。1カ月くらい経つとかなり改善されると思います。完全に治すためにはかなり時間が必要ですが、後は気長に治療して下さい。 TOPへ Q12.黄体ホルモン剤の出産への影響について 月経困難症で黄体ホルモン剤を服用しています。将来、子供を作りたいのですが大丈夫ですか。 A12 ヒトでの因果関係は明らかにされていませんが、動物実験で妊娠中に大量の黄体ホルモンを投与すると女児の男性化が起こるとの報告がありますので、妊娠中の服用は避けたほうが良いと思います。 しかし、薬を中止後であれば恐らく問題ないと思います。黄体ホルモンを含有するピルでは、一般に万全を期して中止後少なくとも3カ月は妊娠しないようにと指導がなされているようです。 TOPへ Q13.妊婦の解熱鎮痛剤の使用について 妊娠中ですが、ひどい頭痛のため市販の鎮痛薬を服用したいと思いますが、胎児への影響はないでしょうか。 A13 頭痛は、妊婦にありがちな症状の1つですが、時には妊娠中毒など重大な疾患が隠されていることがあり、注意が必要です。自己判断で薬を飲まずに、産婦人科医に相談するのが良いと思います。 薬は、本来、体に何らかの作用を持つものですから、奇形を起こすことはなくても、胎盤を通って胎児の血液の中に入ると何らかの影響を及ぼすと考えられます。そこで、母体にどうしても治療が必要な場合には、なるべく安全な薬を短期間のみ使い胎児への影響を最小限に抑えるようにします。 現在、妊婦に比較的安全な鎮痛剤としては、アセトアミノフェンが使われるようです。もし、間に合わせに使われるのであれば、アセトアミノフェンを成分とする鎮痛剤を飲まれてみては如何でしょうか。 TOPへ Q14.妊婦の向精神薬の服用について 妊娠中に精神不安になり、神経内科から向精神薬を処方されました。胎児への影響は心配ないでしょうか。 A14 神経内科の医師には妊娠中であることを伝えてありますね。 母親が飲んだ薬の中には、胎盤を通して胎児の体内に入るものもありますので、胎児にとって不都合な作用が出る可能性がないわけではありません。しかし、神経不安の薬が原因となって、奇形を発生する可能性はほとんどないといわれています。たいていは大量に長期間にわたって服用しなければ、問題はないようです。 TOPへ Q15.妊婦のカルシウム剤の服用について 妊婦が過剰にカルシウム剤を服用すると何か問題がありますか。 A15 胎児への影響は、心配ないと思います。 カルシウムの妊婦の1日所要量は1gといわれています。ところが、いくつかの実態調査によると、妊婦のビタミン類の摂取は十分であったが、カルシウムの摂取については不足しており、所要量の6〜7割程度であったということです。どちらかといえば、食事で摂取するほうが好ましいとは思いますが、時にはカルシウム剤での補給も必要でしょう。産婦人科医の指示に従い、お飲み下さい。 TOPへ Q16.妊婦のドリンク剤の服用について 妊娠していますが、栄養ドリンク剤を飲んでも大丈夫でしょうか。 A16 毎日何本も飲まなければ大丈夫だと思います。 ビタミンAの過剰摂取は、胎児に悪い影響がありそうだといわれており、ビタミンAの摂り過ぎには注意が必要ですが、通常、一般に町で売られているドリンク剤にはビタミンAは入っていませんので、心配ないと思います。 しかし、錠剤などのビタミン剤にはビタミンAが含まれるものがありますので、ご注意下さい。飲む必要がないものは飲まないほうが良いと思います。 しっかり食事をしていればビタミン栄養不足になることはあまりありません。 TOPへ Q17.男性が薬を服用した場合の妊娠への影響について 主人が、現在、病院で薬を処方され、服用していますが、胎児に影響が出ることはありませんか。 A17 男性が服用した薬で、胎児に異常をもたらす可能性が指摘されている薬剤としては、乾癬等の治療薬であるエトレチナートと痛風治療薬のコルヒチンがあります。 どのような薬か分かりませんが、この2つの薬を飲んでいる場合には、処方医に相談して下さい。その他の薬による影響は、心配ないと思います。 TOPへ Q18.血圧について 家で血圧を測定すると低いのですが、病院で計ってもらうと高くなります。その高い値を基準に薬を処方されると薬が強過ぎるのではないでしょうか。 A18 白衣高血圧といって医療機関で測定するとよく10mmHgぐらい高くでることがよくあります。医師もきっと御存知だと思いますので、その配慮をしてくれていると思います。 心配でしたら、ご自宅で測定した血圧をグラフにつけて、診察の際に医師にお見せになると良いと思います。 TOPへ Q19.薬歴について 薬歴という言葉を耳にしましたが、何のことでしょうか。 A19 医師が患者さんごとにカルテを作るのと同じように、薬局でも来局された方それぞれに、体質や今まで薬や食べ物でアレルギーを起こしたことがないか、あるいは、これまでどんな薬を飲んでいたか等を伺い、その情報を記録しています。これが「薬歴」と呼ばれるもので、薬を正しく安全にそして効果的に使っていただくためには是非必要な記録です。 薬剤師は、処方せんを受けつけたり大衆薬を販売する時など、この記録を参考にして、例えば別の病院から既に同じような薬が処方されていないか、アレルギーを起こすような薬は含まれていないか等を確認することができます。もし問題が発見されると、処方医に連絡し処方内容を検討してもらったり、普段あまり気にせず服用している一般用医薬品との飲み合わせもチェックできるなど、薬歴はとても大切な記録です。 薬局へ行くと、薬剤師があれこれとお聞きしますが、薬を安全に使うための必要な記録となりますので、面倒がらず質問にはつつみ隠さず答えて下さい。 もちろん、お聞きしたことは個人のプライバシーに関わる問題ですから、あなたの了解を得ずにむやみに他人にもらすことはありません。 TOPへ Q20.健康食品総論 体の調子が悪いので、健康食品を購入して飲んでみようと思うのですが、どう思いますか。 A20 健康食品は、薬とは違います。薬ですと、基準に従い臨床試験を行い、ヒトの病気に対する効果と安全性をきちんと調べてあります。しかし、いわゆる健康食品といわれるものは、民間薬として使われていたものや動物実験で効果があったといわれるものなどを原料とするものが多く、ヒトの病気に対する効果、飲む量や安全性を詳しく調べてありません。単に食品としての基準を満たせば、製造・販売できます。おとうふやコンニャクなどの食品と同じような扱いのものです。したがって、病気の治療を目的に服用することはお勧めできません。 効いたという人がよくいますが、多分に心理効果が大きい割合を占めていると思います。例えば、薬の効果を調べる時に、乳糖のように治療効果のない成分と薬の治療効果を比較することがありますが、乳糖のように効果のない成分でも治療効果が現われることがあります。 ビフィズス菌を増やし、お腹の調子を整えるオリゴ糖やコレステロールの吸収をしにくくするキトサンなどのように、従来はいわゆる健康食品に分類されていたもので、最近になって食生活において保健の用途が期待できる「特定保健食品」として許可されたものもありますので、全く使う価値がないとはいいませんが、心理効果を期待して飲ませるにしても、有害作用が出ないように飲み過ぎないほうが良いと思います。効果がないようであれば止めて下さい。 TOPへ Q21.有効期限と使用期限について 薬局で購入した薬は、何年ぐらい使ってもいいのでしょうか? A21 1.有効期限又は使用期限の記載のあるもの 有効期限や使用期限は、製品を開封しないで指定された保存条件下においた場合に品質が保証される期限をあらわします。開封後の品質まで保証するものではありません。いったん開封しますと、購入した方の保存条件や使い方で品質への影響が大きく変化するため、開封後の期限まで一律に決めることができません。 しかし、しっかり栓をして、湿度の低い、冷暗所に適切に保存すれば、それらの期限が使用可能な期限の目安にはなると思います。 2.有効期限又は使用期限の記載のないもの この場合は、製品を開封しないで指定された保存条件下においた場合に品質が製造から最低3年は保証される医薬品です。これも、1の場合と同様の理由から開封後の品質まで保証するものではありません。 しかし、しっかり栓をして、湿度の低い、冷暗所に適切に保存した場合、製造日から3年が使用可能な目安にはなると思います。 一般的には、上記のように判断する以外にありませんが、目安の期限内であっても外見上なんらかの変化が認められるときには、ご使用にならない方が良いと思います。一度手にとった錠剤を瓶に返すと錠剤にカビがはえたり、目薬を使うときに液の出口に目や手に付けたりしますと微生物が液中に入り、繁殖して浮游物が現われたりします。 ただし、医師から処方された医薬品の場合には、この限りではありません。原則として、薬を飲む必要がなくなった時点で廃棄していただきたいと思います。 TOPへ Q22.赤ちゃんへの薬の飲ませ方について 赤ちゃんが薬を飲まないのですが、巧く飲ませる方法はありますか? A22 赤ちゃんが薬を飲まないときには、少量のアイスクリームに混ぜ込んで与えると以外に簡単に飲んでくれます。試してみて下さい。冷たい舌ざわりが薬の嫌な味を消してくれます。 この他、できるだけ少量の砂糖水やジュースに溶かして与えてもいいと思います。 しかし、ミルクに混ぜることは止めましょう。ミルクでいやな経験をしますと、ミルク嫌いになってしまうことがあります。 また、アイスクリーム、砂糖水、ジュースに混ぜるとき、あまり多くの量で溶かしますと、飲み残しが出て治療に必要な量を飲ますことができなくなります。ご注意下さい。 しかし、このようにだましながら飲ませるのは、聞分けができないときまでで、聞分けができるようになれば、だまして飲ますようなことはなるべく避けましょう。できる限り、病気を治すために薬を飲まなければならないことを納得させることが大切です。 TOPへ Q23.女性化乳房について Q24.床ずれの予防について 祖父が高齢で寝たきりなのですが、床ずれができそうで心配です。床ずれの予防法を教えて下さい。 A24 床ずれを作らないようにするには、寝かせきりにしないで、座らせたり、寝ている向きを変えたりすることが大切です。また、圧迫されていたり、湿っぽかったり、こすれたり、不潔にしていたり、栄養が良くないとできやすいので注意が必要です。以下に床ずれ予防のための介護のポイントを挙げますので参考にして下さい。 ・2時間に1回の目安で体の向きを変えましょう ・体の向きを変えたり、体を移動させる時には、引きずらないようにしましょう Q25.寝返りの方法について 寝たきりの母をうまく寝返りをさせてあげたいのですが、そのポイントを教えて下さい。 A25 寝たきり老人の介護は「寝返り」という動作が基本となっており、排泄や更衣等毎日の世話もこの動作の活用からスムーズにできるかもしれません。またこの動作を多数取り入れると、床ずれや肺炎、膀胱炎等の予防にも役立ちます。以下に「寝返り」をさせる時のポイントを挙げますので参考にして下さい。 1.寝返りをさせる際は、いきなり動かさず必ず声をかけましょう Q26.食間とは 「食間」と指示されたのですが、いつ薬を飲めば良いのですか? A26 「食間」とは、食事をとってから約2時間が経過した時期を指します。 決して食事中に服用するという意味ではありません。食事と食事の間のことですので、 間違わないようにして下さい。 この服用時間は薬の性質に基づき決められますので、定められた時間に飲まないと効果が弱められたり、不都合を生じたりします。 例えば、胃に食物がない時に服用したほうが効果的である漢方薬などでは、この「食間」服用が指示されることがよくありますが、アスピリンのように胃に負担をかける薬を「食間」に服用しますと胃の調子が悪くなる方もあります。 【食前】とは、食事の約30分前 Q27.特定保健食品について A.健康の維持増進に寄与しうる可能性のあるもの 現在、腸内のビフィズス菌を増やしておなかの調子を整えるオリゴ糖類、コレステロールが体の中に吸収されにくくするキトサン、カルシウムの吸収を助けるカゼインホスホペプチド、食物繊維などを含む78商品(平成8年11月現在)が「特定保健用食品」の表示を許可されています。 Q28.薬による尿の色調変化 お薬で尿の色が変わることがありますか? A28 副作用でなく尿の色調を変えることのある薬剤例
「薬局相談事例集2」日本薬剤師会編(薬事日報社)より |
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